リモート勤務は成功したのか。
あまりタイムリーな話ではないですが、コロナウィルスの世界的蔓延で、世界中でリモートワークが進んだ数年前。
現在はどうだろうか。
職場回帰が増えていると少し前のニュースでも見かけていました。
確かに、電車も以前のようにラッシュが戻っていると感じます。
私が以前に在職していた会社でもフルリモートが解禁になりました。
でも事務職の私は、週に2、3回は出勤する必要があり出勤していましたので、
フルリモートの社員を羨ましく思っていたものです。
しかし、ある日、コミュニケーションがうまく取れない、と社内から声が上がってきました。
特に一人暮らしの社員は、人と話すことがなくなりコロナ禍で外にも出られず何人かが体調を崩していきました。
そんな社員に寄り添いながら、反対にフルリモートで快適に仕事をしている社員もそれなりの数がいました(一人暮らしも含む)。
一体何が違ったのか。それは個々の性格と仕事内容、自宅環境ではないかと思っているのですが、推測の域を出ません。人事担当としては歯がゆい思いをしたものです。
ただ言えるのは、世の中が大きく動いたこと。生産性を考える機会ができたことです。良くも悪くも世界が動いたことには意味があったのではないかと思います。
そして今、私たちはその変化をどう活かすかを問われています。リモートワークとオフィスワーク、それぞれに利点と課題があり、一概にどちらが正解とは言えません。重要なのは、一人ひとりが自分に合った働き方を模索し、企業や社会がそれを柔軟に受け入れられる環境を整えていくことではないでしょうか。
コロナ禍を経て、働き方の多様性が広がったことは確かです。その中で、私たちはどのような選択をしていくのか。変化をただ受け入れるのではなく、より良い未来につなげるために考え続けることが、これからの課題なのかもしれません。