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いまの自分にそっと寄りそうシリーズVol.2

「ちょっとひと息」で見えてくる——暮らしの中で自分を見直す方法

今日も1日お疲れ様です。

私たちの毎日は、ほんとうに慌ただしい。
朝、目覚ましの音に追い立てられて一日が始まり、気づけば夜。
何かを考えて、何かを選んで、誰かと関わって、また考えて——気づけば、頭の中も心の中もパンパンになっている。
そしてふと立ち止まったとき、「最近、自分のことを考える余裕、あったかな」と気づくのです。

でも、自分を見直すために必要なのは、何時間もの静かな時間でも、特別な場所でもありません。
1分でいい。たった数秒でもいい。
ほんの少し、自分自身に「気づく」こと。それだけで、暮らしの中に小さなゆとりが生まれてきます。

https://note.com/kana872/n/na62ced4167dc


◇ 自分を見直すとは、「答えを出す」ことではない

まず大切にしたいのは、「見直す=改善する」ではないということ。
自分を見直すというのは、「もっとよくなろう」と努力することではなく、「今の自分に気づく」という行為です。

たとえば、

  • 疲れているのに無理して笑っていることに気づく。

  • 気分が晴れないまま1日を過ごしていることに気づく。

  • 本当は嫌だったのに「大丈夫」と言った自分に気づく。

そんな小さな“気づき”が、心をリセットするきっかけになります。
大事なのは、そこに「ダメだった」と評価をしないこと。
“今のわたしは、こうだったんだ”と、ただ静かに見つめること。
それだけで、思考や感情の渋滞がすこしずつほどけていきます。


◇ 暮らしの中に「マイタイム」をつくるヒント

忙しい日常のなかで、自分に向き合う時間なんて取れない——そう感じる方にこそ、実践してほしいのが、「一瞬のマイタイム」です。
これは、1日の中に“ほんの数十秒でも自分を感じる時間”を持つ、というシンプルな習慣です。

ここでは、すぐに取り入れられる方法をいくつかご紹介します。

1. 朝の歯磨き中に「今の自分」を感じてみる

鏡を見ながら、自分の表情をゆっくり見てみる。
「今日の顔、どう?」と問いかけるようにして。
心の奥に、ほんの小さな違和感があるかもしれません。あるいは「今日は少し元気かも」と感じることも。

2. コーヒーやお茶を飲むとき、五感を使って味わう

香りに集中してみる。
カップの温度、舌にひろがる味、飲み終わったあとの余韻。
1杯の飲みものが、自分に戻るスイッチになります。

3. 「疲れた」と思った瞬間に、手を胸にあてて深呼吸

外側ばかりに向かっていた意識を、すこしだけ内側に戻す。
吸って、吐いて、その呼吸のリズムを感じる。
それだけでも、頭の中のノイズが静かになっていきます。


◇ おすすめの問いかけ:自分との対話のきっかけに

短時間で自分を見直すには、自分との対話が有効です。
以下は、そんなときに使えるシンプルな問いかけの例です。

  • 「今日のわたし、ちゃんとここにいる?」

  • 「今、体と心、どっちが疲れてる?」

  • 「何が足りていない? 何は足りてる?」

  • 「わたしは、今ここで、何を感じている?」

この問いに、完璧な答えはいりません。
言葉が出てこないときは、それでも大丈夫。
問いかけそのものが、すでに“見直し”のはじまりなのです。


◇ 忙しい毎日でも、自分は後回しにしなくていい

私たちはつい、誰かのため、何かのために動きすぎてしまいます。
でも、本当の意味で人に優しくなれるのは、自分を置き去りにしなくなったとき。
自分を見つめる時間は、わがままではなく、自分への責任でもあるのかもしれません。

だからこそ、深呼吸ひとつ、問いかけひとつでいい。
今の自分にそっと目を向けることを、どうか後回しにしないでください。


◇ 最後に:自分にとっての「整う」を知っていく

整うことは、ゴールではなくプロセスです。
きっちりと片づいた状態を保つことではなく、「今のわたしは、こういう状態なんだ」と気づくこと。
そしてそこから、少しでも心地よくいられるように選択していくこと。

今日のあなたが、どんな気分でこのコラムを読んでくれているのか。
そのことに、まず自分で気づいてあげられることが、すでに大きな一歩です。

自分とつながる、小さな時間を大切に。
いつも、あなたがあなたらしくいられるように。

◇ 次回予告:

「感情の波と仲良くなる——揺れても大丈夫な心を育てる」

自分を見直す時間を持てるようになると、今度は“自分の中の感情”にも敏感になってきます。
ふとした言葉にモヤッとしたり、理由のない不安に包まれたり、思いがけず涙が出たり——感情は時に、予想もしない形で私たちを揺さぶります。

でもその“揺れ”をなくすことが目的ではなく、揺れとどう付き合うかが大切です。

次回は、「感情の波とどう向き合い、どう受けとめるか」をテーマにお届けします。
感情は厄介なものではなく、自分を守ろうとしてくれている“こころのサイン”。
そのサインをやさしく読みとる方法を、一緒に探っていきましょう。

https://select-type.com/rsv/?id=tPmjurDQByE

https://note.com/kana872/n/n72667a43d50a

https://note.com/kana872/m/mdaaed40b78fd

https://note.com/kana872/m/m713af714d313

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